キチンと話し合うのがコツ

離婚にともなう財産分与を行うときには、どこから手を付けて、どう話し合えばいいのかわからないという人も多いのではないでしょうか。
ここでは、財産分与を行うときの進め方と、そのコツについてご紹介します。
財産分与を行うときに必要不可欠なのは、夫婦の共有である財産をすべてリストアップして紙に書き出すということです。

このとき、結婚前から所持していた個人の預金などは、分与の対象となりません。
どちらかに隠し財産があった場合、それが発覚しなければ分与の請求をすることができませんから、
相手がどんな財産を所持しているのかということを把握しておくことが大切です。

ちなみに離婚成立から2年以内であれば、財産分与の請求をすることができるため、
2年以内に隠し財産が発覚した場合はそれも請求することができます。

財産がリストアップできたら、それぞれの財産の評価額を算出します。
現金や有価証券などは額面そのままなのでわかりやすいかと思いますが、
不動産や車などに関しては購入金額では無く現在の時価で考えるため、
中古市場や似たような不動産の価格を参考にして金額を算出しましょう。
家具家電などに関しては、新品同様のものや、アンティークのもの以外はほとんど価値がつかないことが多いようです。

また、細かいものまでいちいち計算すると大変ですから、
ある程度まとめて家電が○○万円、家具が○○万円というように計算すると良いでしょう。
評価額を算出したら、夫婦で話し合ってお互いの貢献度に応じて分与の割合や金額を決定します。

現金や預金は分けやすいので良いのですが、不動産などは金額も大きく、分けるということが難しいものですから、
このあたりはどうするべきかよく話し合う必要があります。
住居などがもう必要ないのであれば、売却してしまってその金額を分与しても良いでしょう。
この話し合いで財産分与について決定したのであれば、その取り決めを離婚協議書や公正証書にします。

しかし、どうしても話し合いで解決ができない場合には、家庭裁判所に離婚調停を申し立てます。
すると、財産分与について家庭裁判所が仲介に入って双方の合意を目指して話し合いを進めてくれます。
この申し立ては、数千円の負担で行うことができるため、
離婚に対するストレスを少しでも軽減させるためにも利用すると良いかもしれませんね。