財産の価値の決め方

財産分与を行うにあたり、分与の対象である財産の価値を把握するということは、非常に重要なことであります。
預金や有価証券などに関しては、そのものの価値が一見してわかるため、問題はありません。
問題であるのは家や土地などの不動産や車、家具家電などの「物」です。

これらの価値をしっかりと把握しておかなければ、分与が不公平になりかねません。
そして、場合によっては後々にトラブルになる可能性もありますから。
財産分与を行うときは、分与対象であるこういった「物」も全て価値を評価して、リストアップしておくと良いでしょう。

それぞれの「物」の価値の評価の仕方の一例をここでご紹介します。
家や土地などの不動産は、不動産会社に尋ねてみたり、不動産鑑定士に相談すると明確かつ公平に価値を評価してくれるためオススメです。
そういったことが面倒であれば、近隣の似たような物件や土地の販売価格を参考にしてみるという方法もあります。

家を購入した方に多い悩みが、住宅ローンが残っている場合の価値の見出し方です。
この場合は、すでに返済済みであるローンの元金充当分を、財産の価値として試算するという方法をとることが多いようです。

車の場合は、購入時の価格ではなく、中古の販売額を参考にします。
中古車専門の買い取り業者のホームページを利用すれば、
車検証情報や走行距離などを入力するだけで価格相場がわかるようになっていますから、利用してみると良いでしょう。
その車をもう利用しないということであれば、売却してそのお金を分配するという方法をとっても良いです。

少し難しいのが退職金です。
これは退職金のうち、結婚期間に値する分の金額を計算して分与するという方法をとることが一般的であると言われています。
すでに退職金を受け取っている方は問題無いのですが、退職金を受け取る「予定」という人は、会社が倒産したりリストラされた場合、
退職金を受け取れなくなってしまうため、退職金が分与に対象しない場合もあります。

家具・家電などは、中古での市場価格が参考になります。
しかし、家具・家電は新品同様であったり、アンティークなどでない限りはほとんど値段がつかないことが多いことが多いです。

数が多くて面倒であるということから、よほどこだわりが無い限りは大雑把な分与をすることが多いようです。
夫はテレビ、妻は冷蔵庫・・・というように、お互いの主張を擦り合わせながら交渉していくことをオススメします。